本のお話(89) 宮本輝著「春の夢」 | bonbonの日常と非日常
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まりあまり

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本のお話(89) 宮本輝著「春の夢」

2019/12/27 09:12:58 | 本のお話 | コメント:0件

宮本輝著

【春の夢】


本 (3)

初版が昭和59年ですから60年前位に書かれた小説です

その時は・・私は19歳だったなぁ~~と感無量

宮本さんは神戸出身で、関西弁の会話が多い事も気に入ってる事の一つ


父親が残した借金の取り立てから逃れ、大阪は大東市・住道(すみのどう)へ引っ越してきた大学生の哲之

母親は北新地の料亭で住み込みで働いている

大学で知り合った陽子と付き合っていて、彼女は阪急沿線の武庫之荘に住んでいる一人っ子のお嬢さん

ボロアパートへ引っ越した日

長い付き合いだった陽子と初めて結ばれた

電気が点かない部屋で、帽子掛けの釘を打ったら、その柱にいた蜥蜴(トカゲ)も一緒に打ちつけていた

その蜥蜴をキンちゃんと名付け、一緒に暮らした一年が描かれた小説です

ホテルでボーイのアルバイトをしている事、借金取りに半死半生の目に遭わされた事

陽子との安寧とは云えない付き合いの中で、陽子の真実の愛を確かめられた事

釘を抜いたら死ぬと思って抜けなかった釘

本を買って育て方を研究し、蜥蜴に餌を与え、水を与えて生き伸びた蜥蜴

一年後の春の引っ越しの日

放たれた蜥蜴・キンちゃんは姿を消した

それは

母と陽子と一緒に、陽子の実家の近くに住める日だった

そんな哲之の青春の日々が描かれています


宮本輝さんの小説が好きだった・・と思い返し、このお正月休みは宮本輝さんを読もうと決めた

お正月の5日間はベトナム旅行だから、お正月の準備をしなくていい

一人暮らしになってから汚す人がいないし、毎日小まめにお掃除しているから、大掃除もなし

明日から休暇になる娘達はお婿ちゃんの実家へ

娘は大晦日の31日にこちらへ帰り、私と一緒に旅行に行く

お婿ちゃんが92歳の父上と一緒に過ごし、娘は私に付き合ってくれる事になった

去年は一人ぼっちの年末年始で淋しかったから・・と

旅行の準備は整った

年末は読書三昧で過ごします
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