本のお話(6)宮本輝著「田園発 港行き自転車 下巻」 | bonbonの日常と非日常
FC2ブログ
日常の暮らし、旅行など非日常を綴ります

まりあまり

Author:まりあまり
FC2ブログへようこそ!
Yahoo blog の終了に伴い引っ越して参りました
ブログ生活は13年を超えました
文章を書く事、読む事が好きで、旅行記、本の感想、伝統芸能(文楽、歌舞伎、落語)など
日々の暮らしと共に綴っています
よろしくお願い致します

カレンダー
07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
ジャンルランキング
[ジャンルランキング]
日記
1572位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
主婦
203位
サブジャンルランキングを見る>>
ジャンルランキング
[ジャンルランキング]
日記
1572位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
主婦
203位
サブジャンルランキングを見る>>
日々の暮らしなどの日常と歌舞伎、文楽、落語、旅行などの非日常を綴っています

本のお話(6)宮本輝著「田園発 港行き自転車 下巻」

2020/01/27 09:21:10 | 本のお話 | コメント:0件

宮本輝著

【田園発港行き自転車 下巻】


本 (1)

何だか吐き気が治まらなくて、食欲がなく、元気が出ない

暖かい部屋で

一日中 ベッドやソファーに寝転んで本を読んで過ごした


この小説は・・上下巻の長い物語で、人物が入り混じって複雑だが、自転車、富山、京都に接点がある

富山の小さな駅で急死した父親・加賀直樹はカガサイクルの社長で、番頭役だった平岩は事後の処理を完璧に成し遂げた

父親・直樹は京都で美容師をしていた海歩子と深い関係になり、子供が出来た事を知らずに急逝した

海歩子は故郷の富山へ帰り、美容院を開業する

父親が死んで15年

その子供・佑樹は15歳になり、これ以上ない爽やかな少年となった

東京から故郷へ帰って来た千春とは姉弟の様に育つ

絵本作家になった真帆の本の出版をするクララ社は京都にあり、そこで知り合ったタミーやシゲオちゃん

そして鍵を握るかのような小さなバーの女将・雪子

京の花街のしきたりも織り交ぜながら、それは意外な展開になり

やがて

真帆と佑樹の接点が近付いて来た

夫・直樹の事も、事後の処置も、全て知っていて、2人の娘には話さず

カガワサイクルの会長として、全国の自転車店を飛び回る母親の強さも語られます



巻末に筆者が語る「人間と風土」が如何に密接に関連しているか

筆者は・・富山県下新川郡入善町の黒部川の堤に立った時

この小説の構想が浮かび、原稿用紙1200枚で、この小説を完成させたそうです

随所にこの入膳町界隈の山と海と田園の風景が描かれます

上下巻を読んでいる内に、読み手も一緒に旅をした気分になりました


この小説も又

登場人物の全てが節度ある人間で

父のいない子として生まれた佑樹が、不思議な懐の深さを持つ青年へと成長する様も見事でした



昔々に読んだ作品もありますが・・

年齢を重ねての再読もいいものです

暫らく 宮本さんの作品が続きます
関連記事
スポンサーサイト




コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する