本のお話(20)宮本輝著「ドナウの旅人」 | bonbonの日常と非日常
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まりあまり

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本のお話(20)宮本輝著「ドナウの旅人」

2020/03/22 08:47:48 | 本のお話 | コメント:0件

宮本輝著

【ドナウの旅人】


DSCN4817.jpg

DSCN4818.jpg

1985年6月初版の本ですから、今から35年も前の小説です

図書館で借りた本ですが、かなり傷んでいて紙も変色していました

宮本さんは・・朝日新聞の連載となる本書を書くために、ドナウに沿って1ヶ月の取材旅行をし

その取材中の出来事を書いた紀行文を発表しています

娘の書斎から拝借してきた「異国の窓から」を読んで、「ドナウの旅人」を読んでみました


上下巻の長い、長い物語です

ドイツがまだ東西に分かれ、ヨーロッパへは北回り又は南回りで24時間もかかった時代のお話です

私が初めてドイツへ行った時は、マニラ、ドバイで給油する南回りで

次に行った時はアラスカで給油する北回りで24時間かかりました


突然の航空便で母親がドイツへ行ったと知った娘の麻沙子は、母親を連れて帰るために、ドイツへ迎えに行く

そこで知ったのは33歳の若い男・ナガセミチオと行動を共にしていたこと

ナガセは日本で4億数千万円の負債を抱えた男で、死ぬつもりでドナウに沿って旅をしている・・と知った

麻沙子は2年前までフランクフルトで働いていて、シギィという恋人と別れて帰国した過去がある

麻沙子とシギィ  母親の絹子とナガセ

4人の不思議な旅は7か月も続き、意外な結末で終結します


フランクフルトや、ドナウ川沿いの街や村の懐かしい情景が浮かんで来ました

筆者が実際に見聞きしたからでしょうか、一緒に旅をしている様に楽しめました

ハンガリーの通貨・フォリント

広場の古い帽子屋さんで帽子を買い、単位を間違えて沢山支払ったお金を返して貰おうと

翌日お店へ行ったら閉まっていて取り返せなかった事などを思い出しました


宮本さんが芥川賞を受賞後、初めて新聞小説の連載をした「ドナウの旅人」

著者の高揚した気持ちが伝わって来そうな力作です


実家の両親が亡くなった平成2年の夏の終わりに

娘と2人でドイツを2週間旅した事がありました

ドナウに沿って船で旅し、途中の村で降りて買った小さな2つの花瓶を今も持っています

あの地震でも割れずに残りました

英語が話せない青年は・・お父さんの、その又お父さんの、その又お父さんもここで焼き物をしていた

・・と身振り、手振りで娘と話しました

懐かしい風景や情景が浮かんで来た本でした
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