本のお話(25) 原田マハ著「美しき愚かものたちのタブロー」 | bonbonの日常と非日常
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本のお話(25) 原田マハ著「美しき愚かものたちのタブロー」

2020/04/07 08:41:31 | 本のお話 | コメント:0件

原田マハ著

【美しき愚かものたちのタブロー】


DSCN4825.jpg

昨年の直木賞候補になった作品です

「松方コレクション」で知られる松方幸次郎が、如何にして多くの絵画を収集し、如何にして敗戦の日本へ持ち帰ったか

長い長い物語です

原田マハさんの物語を読むと、その場に彼女がいて、見聞きした話だと思ってしまう不思議があります

松方幸次郎が第一次世界大戦の最中に欧州で出会った一枚の絵(タブロー)

絵の価値を知らないまま、後に美術史家となる若者と共に、、芳醇な資金のもと、ロンドンで、フランスで絵画を買い漁った

その数は数千点に上る

日本に西洋美術館を造る夢のため、日本の若者に本当の西洋美術を見せるために

その間

第一次世界大戦、日本では大震災、第二次世界大戦が勃発し

収集した絵画の全てを日本に輸送出来なかったが、一人の日本人の献身で守り通せた絵画が数百点もあった

敗戦後

時の総理大臣・吉田茂の一言で動き出した人たちが

フランス政府に没収されていた絵画の返還を求めて立ち上がる

保管先のロンドンで火災で焼失した絵画もあったが、買い集めた浮世絵は全て宮内庁保管になっていたため残った

数点を除いてフランス政府から贈与返還という形で多くの絵画が戻って来た

日本に美術館を造り、そこに展示して、フランスの芸術を日本人に広く知らしめる・・という条件の元に


その経緯が物語です

読む内に何度も涙が出ました

うぅ・・と込み上げる感動の様な感覚に襲われつつ、読み終えました


当時の日本人の中に松方幸次郎という人物がいた事

当時の首相が吉田茂であった事は幸いでした


松方幸次郎に関しては・・

玉岡かおるさんの「天涯の船 上下巻」でも知ることが出来ますよ!


上野の国立西洋美術館で大方の「松方コレクション」が見られます

松方幸次郎は美術館の完成を見ず、絵画の返還も知らずに亡くなりました

多くの絵(タブロー)だけを残して・・

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