本のお話(36)宮本輝著「流転の海 第四部 天の夜曲」 | bonbonの日常と非日常
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まりあまり

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本のお話(36)宮本輝著「流転の海 第四部 天の夜曲」

2020/06/27 09:08:25 | 本のお話 | コメント:0件

宮本輝著

【流転の海 第四部 天の夜曲】


DSCN4915.jpg

2年ぶりに帰って来た大阪で

熊吾の起こした商売はどれも上手くいかなかった

ふと知り合って見込んだ男・高瀬の住む富山県で中古車販売の仕事を立ち上げようと房江と伸仁を連れて

雪の富山へ向かった

またもや見込み違いで、高瀬はそんな度量のある男ではないと見切りをつけた熊吾

房江と伸仁を残して一人で大阪へ帰って行く

立山連峰の見える長閑な村で伸仁は9歳まで育つ

芥川賞を受賞した「蛍川」と重なる暮らしが描かれています

大阪で以前住んだビルは電気も水道も止められているが、熊吾は一人でそこに住む

ミュージック・ホールのダンサー・あけみ(博美)と偶然行き会い、思いがけない事故であけみは顔に大やけどを負う

お金もなく、同郷の太一に国宝級の刀を50万円で買ってもらい、あけみの治療のため長崎に向かうが・・

その太一との因縁は長く尾をひく事になる

房江と結婚する前に3度の結婚をし、結婚してからも妾を囲っていた過去もある熊吾

あけみと深い関係になってしまった

お金も底をつき富山へ送る生活費にも事欠く熊吾

昔の繋がりで新しく大きな駐車場経営をする準備に奔走するが

富山の房江に喘息が出る

房江は初めて質屋にも行かねばならない状況と、慣れない土地での生活が喘息発作となって現れ

伸仁を一人残して大阪へ帰る

両親とは大阪言葉で、富山では土地の言葉で元気に遊ぶ伸仁だったが

小さな彼もその淋しさを乗り越えられない

第五部に続きます


太一との因縁

18歳で大阪へ出てきた太一

事業を手広く営んでいた熊吾のマネをし、後ろをチョロチョロと走り回っていた若者が

戦後のドサクサの中で大儲けをして、大阪では知らぬ者がいない実業家となっている

ホテルで行われた太一主催のパーティで

太一は熊吾を「松坂さん」「と呼んだ

大将、大将と言って纏わりついて来た太一のその一言に切れた熊吾

太一に向かってお皿を投げつけて、怪我させてその場を後にした

パーティの参加者の前で、恥をかかされた太一の怒りと恨みは

嫌がらせ、事業の邪魔として長く続く


もう一つ

熊吾の母親・ヒサ 妹・タネが郷里の家屋敷を二束三文で売り飛ばし

大阪へやって来る

80歳を過ぎた母親は郷里の南宇和島へ帰りたいと・・

ある日 家を出たまま行方不明となった


とにかく長い長い物語

登場人物も多い

全巻完結して読み始めたのが良かった

これを何年も待たされた読者の待ち焦がれた気持ちが分かる

次は

どうなるのだろうと夜も眠れない(笑)

もう第七部まで予約したので安心だ
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