本のお話(51)(52)、宮本輝著「ここの地終わり海始まる」上下巻 | bonbonの日常と非日常
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まりあまり

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本のお話(51)(52)、宮本輝著「ここの地終わり海始まる」上下巻

2020/08/08 08:51:00 | 本のお話 | コメント:0件

宮本輝著

【ここに地終わり海始まる上下巻】



1991年10月初版

地方新聞十数社で210回にわたって連載した長編小説です

DSCN4960.jpg

DSCN4962.jpg


ポルトガルのロカ岬はヨーロッパの最西端の地

そこには「ここに地終わり 海始まる」と書かれた碑があります

もう10年以上前にロカ岬へ行ったことがありました

ジブラルタル海峡の向こうがアフリカです

過ってのポルトガルの大地震の時はモロッコでも、大きな被害があったそうです


筆者はこの句碑を基にして小説を書いたと「あとがき」にあります

6歳から24歳までの18年間を結核という病気のため北軽井沢の病院で過ごした志穂子

たった一枚の絵ハガキが志穂子を病気から救った

それはロカ岬から送られてきた梶井克哉からのハガキだった

ハガキには・・「北軽井沢の病院で見たあなたの事を思っています」と書かれいた

梶井は当時人気のあったコーラス・グループのリーダーで、病院へ慰問に来た事があった

奇跡的に退院できた志穂子は梶井を訪ねて、初めて一人で電車に乗って逢いに行く

もうそこに彼はいなかった

同じグループの絶世と言える美女の由加と姿をくらましグループは解散していた

梶井を探すのを手伝ってくれるダテコ(伊達貞子)という友達が出来て、そのダテコの知人(尾辻)から梶井を探し出した

梶井は・・同じ頃 一年だけ入院していた万理(この人も美人)と間違えてハガキを送ったのだと知る

けれど・・

そのハガキのお陰で元気になれて退院も出来た

梶井がいい加減な男と知りながらも、志穂子の心から彼が消えない

ダテコの知人の尾辻は梶井の高校時代の友人

尾辻から求婚された志穂子

結婚しても子供を産めない(結核が再発する可能性が高い)・・とブラジルへ転勤する尾辻に手紙を書いた

そんな志穂子は

たった一回だけ

吹きすさぶ越前岬の宿で

梶井と一夜を共にし、志穂子は明日に向かって生きる決心をする


主人公の志穂子のその後の事は・・

何も書かれていません

そのようにして筆を置いた・・と筆者は「あとがき」に書いています


映画なら・・

エンディング・ロールで「志穂子は梶井と,又は尾辻と、幸せな家庭を築いた」と流れるでしょう

読み手に想像する楽しみを残して終わりました

あぁ~~尾辻ならいいのに・・と

思ったワタクシでした
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