本のお話 山口恵以子著「早春賦」 | bonbonの日常と非日常
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まりあまり

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本のお話 山口恵以子著「早春賦」

2016/04/26 18:41:29 | 本のお話 | コメント:0件

山口恵以子著

【早春賦】



今回は

今ハマっている山口恵以子さんの現代物です

現代と云っても明治から大正に生きた一人の女性の物語です

明治維新後 金融業から大富豪にのし上がった大堂家のお嬢さま・菊乃が

身分違いの伯爵・ニ礼家に嫁ぎ、そこで逞しく見事に生き抜く物語です

二礼家の通敬は、結婚3年目に妻を病気で亡くして再婚

菊乃とは一回りも年が離れた33歳

伯爵家はお金が欲しく、大堂家は伯爵という身分が欲しい

菊乃の母親の佳乃も華族の家柄の出身です

母親に似て菊乃も匂い立つ様な美しいお嬢さんなのです

当時は

華族を・・公、候、伯、子、男の5等に分けていました

華族制度が廃止されたのは昭和22年で、当時は913家の華族が存在していました

ドイツでは2万、英国では5千、フランスでは20万~40万の貴族がいたそうです



いざ伯爵家に嫁いでみると、夫の通敬は亡き妻の侍女だった女や、亡き兄の嫁と関係を持っている

・・という何とも解し難い家族だったのです

そんな事を知って菊乃は流産し、遂に自分の子供を持つことが出来ません

実家の財力で何とか持ち堪えている伯爵家

次第に実権を握りながら菊乃は伯爵夫人としての地位を築き

自分の侍女と夫の間に出来た子供を伯爵家の跡取りにして育て

晩年を迎えます

それまでの菊乃の頑張りが物語の骨子です



女性の権利や自由が認められなかった激動の明治時代から

新しい昭和に移行する時代を生きた菊乃

是非

菊乃の痛快な頑張りのお話をお読みください

どうしようもない華族の男の性と、本当は菊乃の溌剌さを眩しいくらい好きだった華族の男の本音も書か

れています

お勧めの一作です
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