又吉直樹著「火花」 | bonbonの日常と非日常
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まりあまり

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又吉直樹著「火花」

2016/07/31 18:35:02 | 本のお話 | コメント:0件


又吉直樹著

【火花】


一年待ってようやく順番が来て読みました

話題の芥川賞受賞作品なので、今更何の説明も要らないと思いますが・・

久しぶりで純文学と云われる小説を読んだ気がしました



物語は色んな所で語られているので書きませんが、特に印象に残った文章を書いてみます

①「沿道は白昼の激しい陽射しの名残りを夜気で溶かし

浴衣姿の男女や家族連れの草履に踏ませながら賑わっている」

本の冒頭から・・熱海の花火大会の会場の賑わいを、こんな表現で書いています



②「花火が夜空一面に咲いて残滓(ざんし)を煌めかせながら時間をかけて消えた」

消えた花火を愛おしむ気持ちがこもった書き方でとてもいいと思った



③「その光景は華やかさとは無縁の有象無象が泥濘(でいねい)に頭から浸かる奇怪な絵図の様だった」

文学性の高さがよく現れた表現だと思った



④「雨が上がり月が雲の切れ間に見えてなお

雨の匂いを残したままの街の夕暮れとはまた違った妙に艶のある表情をうかべて・・」

雨上りの月を表現するだけの文章に、これだけの言葉を使った所が凄い



⑤「僕達はベンチに腰掛けたまま、夜の気配に言葉を溶かし、あらゆることを有耶無耶(うやむや)にして

何事もなかったかのような顔でいた」

夜の気配に言葉を溶かす・・という表現に参りました



⑥「この人は愚か者だ 畢生(ひつせい)のあほんだらだ」

「畢生」とは一生を終わるまでの期間の事

難しい言葉を沢山知っている人ですね

読み手に分かるようにルビ付きです



中編小説なので一日で読みました

沢山の本を読んで、言葉や表現方法を、自分の物にしているなぁ~~と云うのが感想です

又吉さんの

次回作が楽しみです

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