本のお話 朝井まかて著「阿蘭陀西鶴」 | bonbonの日常と非日常
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まりあまり

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本のお話 朝井まかて著「阿蘭陀西鶴」

2016/08/06 22:36:36 | 本のお話 | コメント:0件


朝井まかて著

【阿蘭陀西鶴】


井原西鶴は1642年(寛永19年)生まれで

江戸時代の大阪で浮世草子、人形浄瑠璃の作者で俳諧師でした

近松門左衛門、松尾芭蕉と同時代に活躍し、江戸時代の末期には忘れられた存在でしたが

明治以降に流行作家として再認識されています

井原西鶴は「好色一代男」「好色五人女」「世間胸算用」などの浮世草子を残し

23500句を一夜にして詠んだ俳諧師でもありました

「阿蘭陀」は「異端な」という意味合いがあります

それ程に異端な西鶴を娘・「おあい」の目を通じて書いた物語です

娘「・おあい」は目が見えません

9歳の時に母親が亡くなり、2人の弟は養子に出されました

母親は小さな娘・「おあい」に、料理から裁縫まで一切を教えます

父・西鶴と2人で暮らしながら、「おあい」は父・西鶴が好きになれない

お調子者で書き物をする以外は全く家庭的でなく、自分本位に生きている

・・と

母は「おあい」をくれぐれも・・と頼んで亡くなり、父・西鶴は娘・「おあい」を置いて死ねないと思っ

ていたのです

旧知より・・漏れ聞いた

父・西鶴のそんな心情を知って「おあい」の父を見る目も変わります

憑かれた様に物語を書き、それが浮世草子として、爆発的な人気を得て当時の流行作家になった西鶴

今と違って浮世草子が売れに売れても収入が増えるという仕組みではなかったのですね

常に貧乏でした

西鶴の裏方に徹して家事一切を切り盛りし、たった26歳で逝去した「おあい」

その翌年に西鶴も亡くなりました

おおきに さよなら

お父はん

幼い頃に別れ別れになった弟のいっちゃんにも偶然会えた

ちょっと好きかも・・と思った歌舞伎役者の辰彌もいた

私はすこぶる面白かった

・・と結ばれた最後に読み手の私も救われた気がしました


朝井まかてさん

「まかて」は沖縄出身の祖母のお名前だそうです

1959年生まれ

2008年小説家としてデビューの遅咲きの花

今満開ですね

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