本のお話(55)・・朝井まかて著【ぬけまいる】 | bonbonの日常と非日常
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まりあまり

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本のお話(55)・・朝井まかて著【ぬけまいる】

2016/08/29 10:24:44 | 本のお話 | コメント:0件


朝井まかて著

【ぬけまいる】


物語の時代は

弘化2年(1845年)の頃ですから170年ほど昔ですね

その頃は
庶民も

一生に一度はお伊勢参りに行きたいと思って暮らしていました

キリスト教徒が

ヤコブの遺骸が発見されたといわれるサンティアゴのガリシア地方へ巡礼に行くのと同じ感覚でしょうか

江戸は馬喰町で「猪鹿蝶」といわれた3人娘

お以乃、お志花、お蝶

今はそれぞれ境遇が違っているが、憂鬱を胸に、仕事も家庭も捨て置いて、お伊勢参りに繰り出す

お以乃は・・父親違いの弟がいる

実の父親は京若雨盛という売れない戯作者だった

お以乃は母親の一膳飯屋「こいこい」を手伝いながら物語を書いている

お志花・・は浪人者の父親を持つ武士の娘

譜代の御家人の妻で息子が一人

お蝶は・・江戸で知らない者はいない小間物屋の女主人

子供が4人もいるが外に情夫もいる別嬪さん

そんな3人が家族にも内緒でお伊勢参りに繰り出した

そんなお参りを「ぬけ詣り」というそうな・・


その道中での出来事が面白可笑しく語られています

そして

それぞれがどんな事情を抱えているかも分かってきます

その時代のお伊勢参りの様子が目に浮かぶ様な物語です

さぞや楽しかったであろうと想像が膨らみました

お以乃が知り合って思いを寄せた長五郎が清水の次郎長だったなんてね~~

清水の次郎長は文政3年(1820年)から明治26年(1893年)まで生きた伝説の侠客

そんな実存の人物が登場する事で、物語はより一層の迫力がありました

さてさて

3人は無事にお伊勢参りを完遂できたのでしょうか

作者の朝井まかてさんは大阪生まれですが

江戸の威勢のよい上手な下町言葉と、そのテンポの良さで、3人娘の旅の楽しさが伝わって来ました

長い長い物語ですが飽きずに一気に読みました

朝井まかてさん

お勧めの作家さんです

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