本のお話(57)菊池寛著「真珠夫人」 | bonbonの日常と非日常
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まりあまり

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本のお話(57)菊池寛著「真珠夫人」

2023/10/01 08:43:57 | 本のお話 | コメント:0件

菊池寛著

【真珠夫人】

IMG_20230927_152056.jpg

先日

菊池寛の物語を読んで

「真珠夫人」が読みたくなった

図書館で検索したら「菊池寛全集」には入っているが

単独では無かったのでAmazonprimeで購入した


「真珠夫人」は・・

大正9年6月から12月まで「大阪毎日新聞」に掲載された

当時は爆発的な人気小説で映画にもお芝居にもなっています


文庫本になったのが

2002年第一刷

そして2023年に第13刷が発刊されています


文庫化にあたって

旧仮名遣いは新仮名遣いにあらためられ

現在の日本語としては読みづらい漢字は「ひらがな」にしたり

ルビがふられています

今では使われない差別用語も使われているが

原文のままで

2㎝以上の厚みのある文庫本になっています


とにかく

起承転結の模範の様な形態で書かれていて

面白くて一気に読みました


女性の身分が低く

男の好き勝手に女の運命が決められた時代に

美しい少女・瑠璃子が

自分の運命を逆手にとって男に復讐していく物語

・・とでも言いましょうか

今なら

何て事も無い出来事ですが

当時としてはセンセーショナルなお話だったと思います

2人の青年の死だけが

うん?違うよね

それは瑠璃子の罪だよ・・と心が痛む 

巻末の解説が

川端康成という豪華版

菊池寛の交友関係の広さと

その時代の豪華な顔ぶれに今さらながら驚く

菊池寛をもう一度読んでみたくなりました
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